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お世話になっている皆様へ


「ホテルに騙されるな! プロが選ぶ絶対失敗しない選び方」が光文社新書より発売されました(全205ページ)。主に利用者目線からみたホテルのサービス、ホテル業界の現況、ホテル利用術などについて書かれています。これまで高級ホテルの華やかなイメージや感動ストーリーなどについて書かれた本は多くありましたが、それら実態やビジネスホテル、果てやカプセルホテルに至るまで、利用者の視点から詳しく書かれた本はありませんでした。
 
2007年に「ホテルライフ評論家」という肩書きで評論家の仕事をスタートしましたが、経営コンサルタントや法律関係の仕事という本業をこなしつつ副業的にやってきました。2011年よりテレビやラジオ、雑誌などの仕事が増えだし、本業との割合は半々くらいまでになり、ホテル評論を今後の人生における「生業」にしようと決意、本業の仕事受注は中止するようになりました。しかし、雑誌連載などもいただくようになってはいたもの、生業の仕事量としてはまだまだという状況で、本業もこなしつつの評論家業でした。

そんな状況が劇変したのは2013年10月終わりでした。ホテルの食材偽装問題に関連して様々なメディアで大きくとり上げていただき、テレビ・ラジオ各局を駆け回り、雑誌・新聞などへの寄稿など多忙な日々を送りました。この時、ホテルライフ評論家から「ホテル評論家」と改称し正に本業としての肩書きとなりました。
 
以上のような経緯で、正式にホテル評論家としてデビューしてからまだ半年ですが、この間、日本を代表するトラベルメディアであるトラベルメディア「Traicy」様からホテル専門情報ニュースサイトHotelers(ホテラーズ)編集長を拝命、その分野における日本のオーソリティーとして認知される「All About」の国内ホテルガイドにも就任、全国誌の連載も3本いただき、おかげさまでこの半年間で過去6年間のホテルライフ評論家としての合計量を上回る仕事をこなしております。そして今回、光栄にも光文社様からオファーをいただき、初の単著となる本書を出版する運びとなりました。

2008年の日記を紐解いたら「文章を書いたりして生活できたらなんていいのだろう」と夢物語が書かれていました。夢は物語ではないと思いました。

本書の執筆にあたっては多くのホテルを取材させていただき、各ホテルの担当者様には丁寧なご対応を賜りました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。本のタイトルがタイトルだけに「ホテルに騙されるな! に紹介されました」といえばあらぬ誤解を生み出しかねないので(笑)「ホテルに騙されるな!-プロが選ぶ絶対失敗しない選び方-の中でホテル評論家が選んだ全国20ホテル選に当ホテルが選ばれました」というような形でご紹介願えますと幸いです。
 
また出版にあたり、日本を代表するホテルジャーナリストの村上実先生が【若手評論家による画期的なテキストが誕生】と帯書きして下さいました。村上先生はホテル専門誌の出版に関わられ、業界への造詣が大変深い方ですが、以前より私の利用者目線でのビジネスホテル紹介や利用術などの情報発信に大変ご興味をお持ちくださり、今回も本書後半部分の『ホテル利用術やホテル選びのノウハウ』についてご賛同をいただきました。
  
本書前半部分にある血気盛んな青二才の『ホテルサービスの検証や批評』についてはホテル業界に造詣の深い先生からお叱りを受けつつも、後半の利用者目線に立ったホテル分析、利用術や活用術について「ホテル利用者の利便に資する情報発信を今後もお願いしますよ!」と頭書のような慈悲深き帯書きをいただくことができました。多くの一般の方へ手にとっていただくきっかけになるよう、ホテル業界からは非難されるような少々刺激的な本のタイトルになったところ、若手評論家、ジャーナリスト育成への先生の懐の深さ、ホテル利用者への心配りに、改めてホテルへの深い愛情をみた気がしました。この場を借りて御礼申し上げます。

2014年4月17日 ホテル評論家 瀧澤 信秋